現地レポート

  • 2018.05.18
  • まつかわゆま

地獄のロサンジェルス、殺人紀行 UNDER the SILVER LAKE会見

ホラー「It follows」でスマッシュヒットを飛ばしたデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の”ロサンジェルス地獄行”。主演はアンドリュー・ガーフィールドだが、アメリカ映画にしてはガーフィールドを始めキャストがひとりも登壇していない、スタッフばかりの記者会見とは珍しい。
「LAを舞台にしたミステリー。音楽とカメラを重視した作品だ。音楽の担当はゲーム音楽が専門の人なので、「ブルーベルベット」「市民ケーン」「めまい」「タクシードライバー」などを見てイメージをふくらませてもらった」
こういう参考映画を並べると監督が目指した映画のタッチやトーンは分かるというものだが、と言ってそれが成功しているとは限らないのが映画というものである。

 

  • 2018.05.18
  • まつかわゆま

東出昌大が心酔した天才監督 寝ても覚めても会見

初カンヌでコンペティション入りという快挙を果たした濱口竜介監督の「寝ても覚めても」の会見がおこなわれた。


まず司会から監督への質問。劇中で地震がおこりますね。ヒロインはふたりの男性の間で揺れますが、この地震の揺れはヒロインの揺れのメタファーなのでしょうか?
「僕は震災のドキュメンタリーを作ってきました。震災はこの日常が明日も同じように続くという世界観をひっくり返しました。そこを盛り込もうと考えてのもので、ヒロインの心の揺れとは気がつかなかった(笑)」

「被災地でドキュメンタリーを撮ったのですが、基本的にインタビューで構成しました。その時考えたのが、カメラに対して自分の人生をさしだしてくれる人が映画に力を与えるのだということ。ならば、フィクションの場合に、人生が体に表れるようにするにはどうしたらいいかと考えたんですね。
その結果、テキストを信頼することだなと考えて、まずはテキストをそのまま体に入れる作業として、感情を込めずに何回も繰り返しテキストを読み覚えて体にしみこませるということをしました。最初に直感的に好きだと思えるキャストをえらび、後は現場の反応をとらえることに集中しました」
それを東出昌大は”濱口メソード”と呼ぶ。


「日本の映画では1週間から1か月で撮影します。その日会って初めての相手と長年の親友だという演技をすることもある。それでも準備していくのがプロですが、準備すると言うことは自分が持っている技術や形の中で用意するわけで、芝居くさくなってしまうんです。それを濱口メソードでははぎ取るところから始めます。素人に戻して、そこにテキストをしみこませていく。
今回二役だったので、声色を変えて演じようとしたら、そういうのいりませんと言われました。テキストにふたりの違いが書き込んであるのでそれを体に入れて、僕を通して出せば、違うふたりになるって。本当にその通りでしたね。すごいなって思いました。天才ですよ、濱口監督は!」
俳優が監督に心酔した様子が伝わる会見になった。

  • 2018.05.18
  • 石津文子

超ジェントルマンの東出昌大さん!

 

Bonjour !

もうカンヌも後半戦。ちょっとバテ気味だったけど、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』でカンヌ入りした東出昌大さんと唐田えりかさんにインタビュー!ウオ子とパルム君も一緒でした。

柴崎友香さんの小説を映画化したこの映画では、同じ顔をした二人の男を演じ分けた東出さん。その素顔は、超がつくほどのジェントルマンなのよー。

なにせ、レッドカーペットの階段でドレスの裾にヒールが引っかかってしまった唐田さんを見るや、躊躇なくひざまづいて、助けてあげてたのよ。アカデミー賞でのヒュー・ジャックマンもビックリね。ムービープラスのインタビューでも、マダムアヤコがマイクのコードに引っかからないよう、すごく気を使ってくださって、マダムも感激しちゃった!

公式上映あとの「寝ても覚めても」チーム。

映画もとっても面白いし、インタビューも盛り上がったので、19日の放送をお楽しみに!マダムアヤコは、生中継で何を着ようか迷い中。

では、A biantot ! またすぐに。

  • 2018.05.17
  • ムービープラス公式

【動画】チュ・ジフンと目が合った!ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、ユン・ジョンビン監督とレッドカーペットに登場!

チュ・ジフンがムービープラスのカメラに向かって手を振ってくれました!

チュ・ジフン、ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、ユン・ジョンビン監督が2018年5月11日の午後(現地時間)ミッドナイト・スクリーニング部門『GONGJAK(THE SPY GONE NORTH、 工作)』をひっさげレッドカーペットに登場!

本作は、 1990年半ば、冷戦が続く韓国と北朝鮮の間に繰り広げられるスパイ戦の裏をリアルに描いた作品です。

「日本独占!第71回カンヌ映画祭授賞式」は5月19日(土) 翌1:15〜放送。是非ご覧くださいね!

 

  • 2018.05.17
  • まつかわゆま

ウェーェイク・アァップ‼︎ スパイク・リー、吠える

70年代はじめ、ベトナム戦争が泥沼化している時代、アメリカ国内では人種差別反対運動が苛烈になり、ブラックパンサー団が頭角を現し、その一方で白人至上主義者たちがKKKを名乗り活動を過激化させていた。
そんなとき、使命感に燃える黒人青年が警官になる。そして昇進のために潜入捜査官になって、KKKに潜入する。実在の彼、ロン・スタールワースを演ずるのはリーの親友デンゼル・ワシントンの息子ジヨン・デビッド・ワシントンだ。
スパイク・リー、「ジャングル・フィーバー」以来、27年ぶりのコンペティション入りである。
「この作品は、WAKE UP!callなんだ。目覚めろ、立ち上がれってことさ。あのホワイトハウスにいるマザーFAC・・を選んでしまうような時代だし、しかも世界中でおなじようなことが起こっている。だからこの作品はアメリカの黒人差別についてだけの映画ではない。もっとグローバルな、とんでもない社会に対してのプロテストなんだ。どうやってプロテストするか…、目を覚ますんだよWAKE UP! そして、何かするんだ。行動せよ、だ。チャンスはある。俺は希望を信じている」

アダム・ドライバーは同僚警官で共にKKKに潜入する。(上)

ブラックパンサー団の活動家で、ロンの恋人になるパトリスを演じるのは「スパイダーマン ホームカミング」のローラ・ハリアー(中)

そして「俺も61になったよ」というスパイク・リー監督(下)